2015/05/20東京
趣味のおはなし・・・「写経」のこと
こんにちは!東京/横浜 研究・治験担当の田畑です。突然ですが
みなさん、「趣味」はお持ちでしょうか?
趣味の延長で習い事をされている方も多くいらっしゃるかと思います。
英会話などの語学系、絵や楽器などの芸術系、またテニスやダンスなどのフィジカル系・・・
「シゴトが趣味です!」という方も中にはいらっしゃるかもしれませんね
私は、3年ほど前に「書道」を習い始めました。
亡き祖父が書道教室の先生をしていたのですが、遠方に住んでいたため習うことは叶わず
小学生~中学生の頃は近所の習字教室に通っていました。
それなりに面白く、豚もおだてりゃナントカ・・・で、小さな賞なども取らせて頂いたのですが
部活だの受験だので自然とやめてしまいました
その後高校の選択授業で書道を選択しましたが
そこは花の高校生(笑)、授業の間は全く集中せず、隣の友達と筆談でおしゃべりばかり・・・
それ以来「書道」と関わることは一切ないまま社会人になってウン十年。
あることがきっかけで、書道をまたやりたい!と思うようになり、教室に通い始めました。
その教室で「写経の旅」の企画があり、初めて参加してみました。
奈良・薬師寺で「写経」をし、墨工房を訪れる旅です。
写経とはお経(般若心経が良く知られています)を書き写すということです。
昔から、お経は読むだけでも功徳があり、 読誦すればより大きな功徳が、
書写すればよりいっそう大きな功徳があるとされてきました。
一文字書写するごとに一仏が現前すると言われるように、一切の結果を求めず、ただ一心に写経をさせて頂くことがありがたいのであり、尊いことと言われています。
祖先の供養、また現世利益、無病延命、家運繁栄、さらに自己の修行、自己罪業の消滅など各自に応じた心願をこめて浄書します。
般若心経は276文字ありますが、一字一字を半紙の下に敷いたお手本を書き写していくだけ・・なのですが、いやはや、これが難しい・・・
思うように筆が進みません
墨を磨り、小筆に含ませ、写す。この繰り返し。
初めて写経をしたときは書き終えるのに3時間以上かかったでしょうか。
ただ、不思議なことに、お香の薫り漂う静寂の中、無心に書き進めていくうちに、
呼吸が深くなり、頭が空っぽになっている自分に気づきました
そして、書き終えたあとは・・・感じたことのない爽快感
普段、シゴトや家のことで時間に追われている・・・
なんだか最近心がもやもやして落ち着かない・・・
成就したいお願い事がある・・・
ひとりになって静かに何かに集中してみたい・・・
筆で文字を書いてみたい・・・
もし興味がある方は是非写経にトライしてみてはいかがでしょうか?
もちろん、どんな方でもやっていただくことが出来ます。
そうそう、奈良まで行かなくとも、東京・五反田に「薬師寺別院」がありますので、そちらでも体験できますよ
詳しくはコチラ↓
■薬師寺 別院
http://www.yakushiji.or.jp/syakyo/index.html
写経をすると頂ける「御朱印帳」もなかなか素敵なのです