琉球ガラス

2015/11/06東京

琉球ガラス

みなさん、お疲れ様です。
東京人材サービス部の根本です。
私の出身地は沖縄(本島)なんですが、沖縄と言えば何を連想しますでしょうか?
美しいコバルトブルーの海だけでなく、沖縄独特の料理や家屋、雑貨、アメリカ文化、米軍基地・・・・色々あると思います。

沖縄は、日本文化とは異なり、琉球独特な文化や信仰が根付いた異国のような島です。
お料理については、中国文化の入った宮廷料理や、豚肉や島豆腐等を使った家庭料理。みなさんがよく知っているゴーヤーチャンプルーやラフテー、小麦粉でできた沖縄そばは、本土でも材料が手に入り食べれるようになりました。
また、沖縄には旧暦の先祖崇拝や豊作祈願のお祭りもたくさんあります。(旧暦カレンダーも存在してます)ご先祖をなによりも敬う沖縄のお墓は、永遠の住み家として考えられ、本土のお墓よりも大きく家のような作りが特徴的です。

でも、意外に沖縄の工芸品はあまり知られていないかも知れません。
壺屋焼という陶器や、漆の色鮮やかな琉球漆器、素朴な風合いの琉球ガラス等、素敵な工芸品もたくさんあるんです。
その中でも、私は琉球ガラスが大好きで、小さい頃からコップはよく使っていました。みなさんにも是非知っていただきたいと思っています♡

琉球ガラスは、吹きガラス工芸で、明治時代に長崎などからやってきたガラス職人によって伝えられ、薬瓶やランプのほや等の生活用品が作られたのが始まりのようです。
戦後に、駐留米軍が使用したコーラやビール、ウイスキー等の色つきガラス瓶を再生して、彼ら向けにガラスを作っていた歴史を背景に、本来なら不良品扱いとなっていた気泡や厚みもアメリカナイズされた個性的なデザインとして活かされ、そこから沖縄独自のガラス文化が誕生したとのことです。現在の琉球ガラスは、原料や技法も格段に進化を遂げ、今では沖縄県の伝統工芸品に認定されています☆

琉球ガラスは、一つ一つの表情や色合いが違っていて、素朴なのにすごく綺麗で癒されるんです。
私の自宅には、ビール用グラスと、キッチンカウンター上は、琉球ガラスの赤いランプを使っています♡
現地の琉球ガラスの専門店、またはお土産屋さんにも売ってますが、今はネットでも購入できるようですよ。
みなさんも沖縄を訪れた際は、是非琉球ガラスの歴史に触れ、癒されて下さい♪♪
お仕事から帰った後の一杯を是非、琉球ガラスのグラスでいかがでしょうか~♪