野球場の話

2016/04/15東京

野球場の話

みなさん、こんにちは。
東京人材サービス部の堤です。

私が初めてTECO通信を担当した時に「プロ野球」の話をしました。
あれから「トリプルスリー」という言葉が流行った反面、賭博問題など暗い話題もあり、
良くも悪くも大きな注目を集めているプロ野球界です。

私は、日本のプロ野球と同じ位アメリカのメジャー・リーグ(通称:MLB)も大好きで、
BS放送で試合やニュース等もよく見たり、試合結果をチェックしたりしています。
そこで、日本とMLBの違い、特に野球場について取り上げてみたいと思います。


①天然芝の球場が多い
MLBは全部で30球団あるのですが、その内28球団が天然芝の本拠地球場なんです。
残る2球団もゆくゆくは天然芝へ以降を検討しているようです。
ちなみに、日本の天然芝の本拠地球場は、12球団中2球団のみ・・・。

②屋外球場が多い
MLBにもドーム球場はあるのですがほとんどが開閉式で、天候が崩れない限り基本開きっぱなしです。
日本にも開閉式ドーム球場はあるのですが、閉じている事がほとんどです。

③形がいびつ
日本の球場は、全て左右対称のきれいな形をしていますが、
MLBの球場はいびつなものがほとんどです。
左右の距離が違ったり、直線と曲線が使われていたり、窪んでいたり。
フェンスにボールが当たるとあらぬ方向へ弾んだりします。

④防球ネットが少ない
日本の球場は内野を取り囲むぐらい防球ネットが張られていますが、MLBはバックネット+αで張られているぐらいです。
日本ですと安全面を考えて張られていますが、アメリカは臨場感を重視しているのでしょうか。
観客も試合に集中して楽しんでいるので、ボールの行方は気を付けているのでしょう。


色々日本とアメリカで異なる所が多いですが、特に特徴のある(=面白い)球場を挙げてみたいと思います。
○フェンウェイ・パーク(ボストン・レッドソックス)
日本選手も所属しているのでご存知の方もいるかも知れませんが、レフト後方に通称グリーンモンスターというフェンスがあります。
その高さは約11m!
フェンスまでの距離が短くホームランを出にくくするために高くしたとの事です。
ちなみに、この球場は現在使用さている球場で最古のものだそうです。

○リグレー・フィールド(シカゴ・カブス)
特徴は外野フェンス一面を覆っているツタ。ビッシリ生い茂っています。
打球がこのツタの中に入り込むことも珍しくなく、埋まってしまうと二塁打になるという特別ルールがあります。
ちなみに、この球場は2番目に古い球場です。

○ミニッツメイド・パーク(ヒューストン・アストロズ)
この球場のセンターフェンス手前に、「タルズ・ヒル」という丘があります。
しかも、旗を立てるポールも立っています。
フェンス手前なので、もちろんグラウンド内です。
なぜあるかは正直分かりません・・・。


ここで取り上げたのはほんの一部で、それぞれの球場にはそれぞれの仕掛けやイベントといった特色があります。

日本人選手の活躍で身近になったMLB。選手のプレーももちろんですが、テレビから伝わる野球場の形状も含めた球場の雰囲気がとても開放的で、日本のプロ野球とは違った楽しさが感じられます。
毎日の仕事で疲れきっている中で、ちょっとした非日常を感じられるかもしれません。