★☆梅雨の体調不良について☆★

2017/07/03大阪

★☆梅雨の体調不良について☆★

こんにちは。大阪人材サービス部の小川です。
今年は梅雨入りしても晴れの日が続いていましたが、やっと梅雨の雰囲気になってきましたね。皆さんの中には、梅雨の時期に何となくカラダがだるくなったり、体調に不調が現れたりする方もおられるのではないでしょうか?やる気がでなかったり、手足が冷えたり、肩がこるといったことの原因が 気象の変化が影響していることが多く、「気象病」と言われたりします。原因と対策を知って、梅雨の体調不良を解消していきましょう

【気象病の仕組み】
○低気圧
梅雨のこの時期、大気は低気圧配置になり、交感神経より副交感神経が少し優位に働くようになります。副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる神経ですので、身体がお休みモードになって、「だるい」「やる気が出ない」と感じてしまうのです。また、低気圧が続くと「ヒスタミン」という炎症物質(発痛物質)の分泌が多くなり、肩こり、偏頭痛などがひどくなる場合があります。

○日光の刺激の変化

天気が悪く薄暗い日々が続くと朝になったことを脳が認識しにくくなり、そのままリラックスモードである副交感神経の優位状態が続く結果、具体的には体が重く感じられたり、気分が優れないといったことが発生しやすくなります。
簡単に言ってしまえば、高温多湿の地域で生活をしてきている人を除き、梅雨の時期は多くの日本に暮らす人々にとってはやや不快な刺激の連続で、これに対して自律神経が働き調節をすることで体を慣らすまでに時間がかかってしまっているのです。

○気温の寒暖差
この時期は、雨で気温がぐっと下がったかと思うと、翌日は真夏のような暑さになったり、同じ一日でも朝夕は冷え込んだりと、気温差の激しい時期でもあります。このような気温差は、身体にとってストレス・ダメージとなり、疲れやすくなってしまうのです。

○湿邪(しつじゃ)
「湿邪」とは、体内の余分な水分が引き金となって消化器系に影響をおよぼし、だるさや食欲不振、消化不良、下痢や便秘を引き起こす病気のこと。湿度が高く、身体の代謝も落ちがちなこの時期にかかりやすくなります。

【梅雨の体調不良解消法!!】
○ぬるめのお湯で入浴
気象病には自律神経のバランスが乱れることで現れる、頭痛や古い傷痕の痛みなど自律神経のバランスの乱れで引き起こされるのです。この自律神経の乱れに効果的なのは入浴です。温かいお湯にゆっくりつかることで、血行を良くして、自律神経のバランスを整えてくれるのです。また、入浴後に血行促進をより効果的にするために、ストレッチやマッサージ効果もあります。
アロマや音楽をかけながら、ゆっくりとリラックスすることで、さらに自律神経のバランスをよくする効果が期待できます

○体を冷やさない
気温の変化とともに、オフィスや電車などの冷房でも寒さを感じることがあると思います。薄手のカーディガンやストールを常に携帯し、冷えを感じたらすぐに羽織るようにしましょう。就寝のときもタオルケットを用意しておき、寒さを感じたらすぐにかけられるようにしておきましょう。また、暑いとき、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、熱が体内にこもった状態になります。自宅でエアコンをつける時は、ドライ機能を使うと良いでしょう。

○むくみ対策
締め付けるような服装は血行を悪くし、むくみを助長するので避けるようにしましょう。

○加熱を中心に!栄養バランスの良い食事
体内の湿を増やし、「湿邪」につながってしまうので冷たいものや生ものの摂りすぎ、塩分の取りすぎに注意し、食品が傷みやすい時期でもありますので、できるだけ火を通して温めて食べることをおすすめします。疲れを溜めないために、魚・鶏肉・もも肉・大豆・乳製品などから良質なたんぱくをしっかりと、活動のエネルギーとなる炭水化物や調子を整えるビタミン・ミネラルもバランス良く、充分にとるようにしましょう。
特にたんぱく質は重要です。暑さで体力を消耗し内臓も弱りがちなので、消化吸収力に優れたお魚を中心に、たんぱく質をしっかりと選ぶようにするとよいでしょう。たんぱく質の不足は免疫力の低下にもつながり、夏バテの原因にもなるので、注意が必要です。