2017/07/21東京
新入社員の離職率について
皆様こんにちは。東京人材サービス部営業の熊谷です。
猛暑日が続いていますがご体調を崩されていないでしょうか。
ついつい「おはようございます」「こんにちは」の挨拶より先に
「暑いですね」と口に出てしまう今日この頃です。
さて、今回のテーマは離職率についてです。
決して聞いていて気持ちの良い言葉ではないのですが
目を背けずお読みいただけたら幸いです。
まず、この離職率という言葉が注目され始めたのは2006年頃で
関連して「ゆとり世代」という言葉が世に広まった年でした。
私もそのゆとり世代と言われる世代に生まれた1人なのですが、
厚生労働省の統計によると直近の2014年~2017年の間の入社後3年以内で退職をしてしまった方は32%いたという発表がございました。
直近の数字が突出して高い数値というわけではないのですが、2006年以降下がる事がない状況だそうです。
そんな中、先日クライアント企業の人事の方とお話をする機会があり
新卒・中途採用を含めた新入社員の離職率についてのお話をしました。
そちらの企業では入社後早い方で、1週間で仕事を辞めてしまった社員が過去いらっしゃったようで、人事の方がその話をする時にとても悔しそうな表情を浮かべていたのが印象的でした。
離職理由については、人によりさまざまではあるものの
仕事内容が合わないという理由が特に多く、いわゆるギャップが生まれているようです。
そこで聞いたとある新入社員の男性(以下、A君)のお話なのですが
営業の仕事をしていて入社後1ヶ月が経とうとした頃、どうやらクライアントとの関係がなかなか上手くいかず、「自分はこの仕事に合わない」と考え退職を決意したそうです。
人事の方は、A君を辞めさせない(会社に残す)事が大事なのではなく
A君が今ここで会社を辞めてしまえば、1ヶ月で仕事を辞めてしまう評価を今後受け続けるというのを止めたい気持ちだったとの事です。
その気持ちを伝える為に人事の方はまだ社会人経験の浅いA君に対して話しの角度を変えたそうです。
人事「話は変わるけれど○○君は格闘ゲームは好きかな?」
A君「はい、大好きです。」
人事「僕も見てて楽しそうだなぁとは思っているんだけど、やったことは殆どなくてA君に勝てるかな?」
A君「格闘ゲームは大好きなので人事さんには当分負けませんよ」
人事「A君とやっても負けてばっかじゃあゲームも楽しくないし向いてないかな」?
A君「そんなことないです、練習して上手になれば楽しくなりますよ」
人事「負けるのは悔しい僕にオススメのゲームはあるかい?」
A君「・・・」
A君はそこで人事さんが伝えたい事が分かったのか沈黙の後に「もう少しやってみます」と
退職願をしまったようです。
もし、この記事を読んでくださった人の中に入社間もない新人さんがいらっしゃったら
上手くいかないと悩みを抱えたとしても、いつの日かもっと大変だった経験をしたことがある、
自分にはできるという自信を強く持っていただきたいと願っています。
暑さに負けずに頑張りましょう!