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2019/06/18名古屋

今回のTECO通信は私がTVのニュースで興味を持った内容について触れてみたいと思います。

皆さんは賞味期限切れの食材を扱うお店が増えてきているのをご存知でしょうか?
私は正直、今まではそういったお店を実際に見た事は無く、知らなかった為、
とても興味を持ってこのニュースを見ていました。

マーケットに行くと生鮮品も加工品も食材が山のように陳列されていて、
日頃から何となく、こんなに仕入れて大丈夫なのか?
無駄になっていないのか?と思う事はありましたが、
日本で、まだ食べられるのに捨てられている「食品ロス」は推計で年間632万トン、
国民1人当たり50キロ以上も無駄にしている計算なのだそうです。

そもそも、賞味期限切れの物を売っても良いの?と思われた方もいると思いますが、
生鮮食品やお惣菜などの「消費期限」は安全面から食べない方が良い期限ですが、
加工食品の「賞味期限」は味の保証期限で、実態より7掛け程度に短く設定されており、
販売については法律上の問題は無いようです。

「食品ロス」は日本国内だけでなく世界的にも問題になっていて、
デンマークには賞味期限切れ専門店もあるそうです。
「食品ロス」というのは賞味期限だけでなく、在庫過剰・納期切れの商品、
パッケージのデザイン変更や、パッケージの凹みなどで販売出来ない物も含まれます。

この「食品ロス」の数を減らそうと取り組んでいる自治体や、活動している団体や企業も
少しずつ増えてきていて、食品の寄付を受け付けて、貧困世帯で暮らしている子供たちや
家族に食の支援を行う「フードバンク」も各地域に広がっているとの事。
また、お茶専門店のルピシアも「ルピシア ボンマルシェ」というブランドを立ち上げ、
「もったいない」をコンセプトに、様々な理由により捨てられてしまう在庫を買い取り、
お買い得理由を表示してそれらを販売しています。

安い理由が明記されていれば購入する側の判断材料にもなりますし、
中には店員さんが実際に試食し、問題無いと判断されたものを販売しているという
お店もあります。

日本人も昔は皆、個人の判断で食べていた訳で、賞味期限切れの物であっても、
自己責任で食べる事は食品問題を考える契機になると言われています。

私個人としては、賞味期限が多少切れてても良いかなぁと思う物や、
うーん、これはやっぱり賞味期限内に食べたいなぁと思う物などそれぞれありますが、
パッケージ凹みなんかは許容範囲の物であれば全然気にならないし、
それで安く購入できるのは有り難い事なので、上手に利用していこうと思いました。