2020/03/24滋賀
滋賀人材サービス部の廣澤です。
今回は、新型肺炎(コロナウィルス)についてお伝えします。
■新型コロナウイルス感染症とは
過去にヒトで感染が確認されていなかった新型のコロナウイルスが原因とされている感染症の事です。
そもそもコロナウイルスとは人や動物の間で感染症を引き起こすウイルスの名称で、ヒトに感染症を引き起こすものは全部で6種類あると知られております。
その6種類の中には、風邪と言われる誰しもが一度は経験したことのあるような病原ウイルスもあれば2002年に流行したSARS(サーズ)等も含まれています
■どうやって感染するのか
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
○飛沫感染:感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染。
※主な感染場所:学校や劇場、満員電車などの人が多く集まる場所
○接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえるその手で周りの物に触れて、ウイルスが付く別の人がその物に触ってウイルスが手に付着、その手で口や鼻を触って粘膜から感染
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
■一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?
過剰に心配することなく、「手洗い」や「マスクの着用」を含む「咳エチケット」などの通常の感染症対策が重要!
(1)手洗い
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗います。
(2)普段の健康管理
普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。
(3)適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保ちます。
(4)マスクの着用
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。
一方で、予防⽤にマスクを着⽤することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着⽤することによる効果はあまり認められていません。
咳や発熱などの症状のある人に近づかない、人混みの多い場所に行かない、手指を清潔に保つといった感染予防策を優先して行いましょう。
(5)アルコール消毒
新型コロナウイルスには消毒用アルコール(70%)が有効と言われています。
使い方には注意が必要です。乾いた手に適量を刷り込み、しっかりと乾かします。例えば、手洗い後、濡れた手にアルコールを付けても濃度が薄くなり除菌効果が落ちてしまいます。
2月下旬から学校が一斉休校となり、早くも1か月が経とうとしています。
なかなか終息のめどが立っていませんが、この状況に慣れることなく、コロナウィルスについて再確認をすることにより、感染予防のお役に立てればと思います。