ハザードマップ

2021/07/28滋賀

みなさん、こんにちは。
滋賀人材サービス部の廣澤です。

近年では全国各地で記録的な大雨が観測されるようになっています。
そうした豪雨の発生回数は年々増加の傾向にあり、災害リスクが高まっています。
また、地震や火山などの自然災害も多く発生しており、私たちにとって災害に対する備えの重要性は増しています。
災害時、まずは自分の身は自分で守ることが一番重要です。そのためには、事前の備えが必要となります。
そこで、災害に対する備えの一つとして、ハザードマップをご紹介したいと思います。


◆ハザードマップとは?
ハザードマップとは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものです。
予測される災害発生地点、被害の拡大範囲や被害程度、避難経路や避難場所が地図に図示されています。

ハザードマップを正しく使うことで、私生活だけでなくビジネスの現場でも、従業員の避難や帰宅の計画を立てるなどして被害を軽減するのに役立ちます。

◆ハザードマップの種類
・河川浸水洪水 河川が氾濫を想定した浸水想定区域を表示
・土砂災害   土石流やがけ崩れの危険地などの発生危険地域を表示
・地震災害   地震による大規模な火災が発生する可能性がある範囲や、液状化現象被害の可能性を表示
・津波、高潮  浸水地域、高波時の通行止め箇所など
・火山     噴火による溶岩流や火砕流、噴石や火山灰
その他にも「内水」や「ため池」など、さまざまな災害に応じたハザードマップがあります。

◆ハザードマップの有効利用
ハザードマップは手に入れて終わりでなく、いざという時のために、以下の点を事前に確認しておくと有効利用できます。

① 災害によっても避難場所が異なる場合があるため、事前に災害に応じた計画を立て、同じ経路でも避難経路を複数もちましょう。
② 以前入手した資料でも、更新されることがあるので、定期的に確認しましょう。
③ 豪雨による災害は複数発生する可能性があるため、いくつかあわせて確認することが大切です。国土交通省が提供する重ねるハザードマップで、複数のハザードマップを重ねることで災害を可視化することができます。

ハザードマップは過去のデータと科学的な知見も合わせ作成されているため、予測精度が高く、大変活用しやすいマップになっています。
ただ、ハザードマップに指定されていない場所だとしても、実際に災害が起こる可能性はゼロではないため過信は禁物です。
災害はいつ・どこで起きてもおかしくないため、日ごろからの計画や意識付けが大切になります。そういった、危機意識を持つことでハザードマップが役に立ちます。


ハザードマップは『各自治体の窓口やHP』や、国土交通省のハザードマップポータルサイトで入手可能になっていますので、ご確認ください。